2023/06/20

"ブラジル・マリリア真宗本願寺・東本願寺: 50年前の松田さんの写真と伊原妙子さんの現代的修復"

  今年の6月のお寺でのうどんまつりの準備中に妻のファビアが婦人会の物置を掃除していた時に4枚の写真が出てきました。写真を見せながら興奮気味に話すファビアに「これはすごい発見だから取っておいて、うどんまつりの後に皆で話し合ってお寺に飾り直しましょう」と提案しました。その後相談したら全夫人会長の立石栄子さんはじめみなさん乗り気で、写真を飾り直すことにしました。

 その時にいつもお世話をしてくださっている方の一人伊原妙子さんが額装をし直すともっといいのではと提案をしてくださり、そのお金も全部自分が出してくれると名乗りを上げてくださったのです。

 それからあっという間に額装屋さんを見つけ見積もりを出し、直してもらいました。ブラジルだと仕事が遅くなることが多いのですが、その額装店は仕事も早くしかも見事に仕上げてくれました。

 動画と写真を見てください。 できたら、直接お寺にお参りに来てください。お待ちしております。

この6月、うどん祭りの準備中に妻のファビアがお寺の物置で4枚の写真を見つけました。その瞬間から私たちは、これらの貴重な写真を適切に保存し、寺院に展示することを決めました。そして、その意図はすぐに全婦人会長の立石栄子さんと他のメンバーたちにも共有され、全面的に支持されました。

その後、いつもお寺の世話をしてくださっている伊原妙子さんが、これらの写真を額装し直すことを提案しました。そして、彼女はその修復代金を全額負担すると申し出てくれました。妙子さんはこのお寺の初代僧侶である伊原善行のお孫さんに当たります。

妙子さんはブラジルの額装店「Molduraria Sto.Antônio」を探し出し、額装を依頼しました。店の仕事は迅速で、そして仕上がりは見事でした。

そして今、50年前の松田さんが寄贈したこの写真は、伊原妙子さんの優れた修復技術により、新たな命を吹き込まれました。それは過去と現在、そして東本願寺の持つ歴史と未来をつなぐ架け橋のようなものです。

このお寺が建立された時の写真、その横の会館がさらに建設された時の写真そして、その会館で盆踊りをしている時の写真がいきいきと蘇り、私たちにまでその時の苦労と喜びが届いてきました。

 皆様におかれましては、ぜひとも写真や動画をご覧いただき、できれば直接お寺にお越しください。あなたの訪問を心からお待ちしております。









寄贈者:松田さん(11/08/1973)

修復者:伊原妙子さん(17/06/2023)

額装:Molduraria Sto.Antônio(Rua lima e Costa, 937 - Centro - Marília/Sp)


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2023/06/17

「戦争は極楽の分人(ぶんじん)の成す事で無いと思ふて居る 」 高木顕明(けんみょう) 『余が社会主義』ポルトガル語翻訳あり。 今週のことば    尾畑文正

 「戦争は極楽の分人(ぶんじん)の成す事で無いと思ふて居る」

              高木顕明(けんみょう) 『余が社会主義』


今週のことば    尾畑文正

 


 前掲の言葉は、国家の捏造(ねつぞう)による 一九一〇(明治四十三)年の大逆事件で一一年に死刑判決を受け、翌日に無期懲役となって秋田監獄に収監され、三年後の一四 (大正三)年六月二十四日に獄中で縊死した真宗僧侶・高木顕明師の非戦論の核心である。毎年、師の命日に、住職であった和歌山県新宮市の浄泉寺で師の非戦平和と反差別に学ぶ「遠松忌(えんしょうき)」(今年は 六月十七日)が勤められる。

 師は国家から大逆罪とされ、また所属する大谷派教団から追放された。平和と平等を生きる人を逆賊とした国家と教団の罪は重い。

 師の非戦反差別の拠り所は浄土を真実の宗(根本)とする親鸞の教えである。それは阿弥陀仏の絶対平等の心と、それを形に表す「極楽(浄土)」と、その極楽からのメッセージである念仏である。それにより師は自らを非開戦論者と名のる。念仏もうして仏の願いに触れた人(極楽の分人)は戦争を煽(あお)らない。非戦の声をあげ続ける人である。


                                                                         (同朋大名誉教授) 






A guerra não é algo que uma pessoa do Terra Pura faria.

              Kenmyō Takagi "Meu Socialismo"


Palavra da Semana - Bunsho Obata


    As palavras acima são o cerne do pacifismo do monge Shinshu, Kenmyō Takagi, que foi condenado à morte em 1911 (Meiji 43) no Incidente de Alta Traição fabricado pelo estado em 1910, e no dia seguinte foi condenado à prisão perpétua e preso na prisão de Akita, e morreu por enforcamento na prisão três anos depois, em 24 de junho de 1914 (Taisho 3). Todo ano, no aniversário de sua morte, um serviço chamado "Enshō-ki" (este ano no dia 17 de junho), onde se aprende sobre a paz e a não discriminação de Takagi, é realizado no templo Jōsen-ji, onde ele era o padre, em Shingū, Wakayama.


    Takagi foi acusado de alta traição pelo estado e também foi expulso da seita Ōtani a que pertencia. O crime do estado e da seita, que chamou uma pessoa que vive pela paz e igualdade de traidora, é grave.


    A base para a não discriminação e pacifismo de Takagi é o ensino de Shinran, que vê a Terra Pura como a verdadeira raiz (fundamento) do budismo. Isso é o coração da igualdade absoluta de Amida Buddha e a "Terra Pura (Paraíso)", que expressa essa forma, e a nembutsu, que é a mensagem do Paraíso. Por isso, Takagi se chamava de pacifista. As pessoas que tocam no desejo do Buda através da nembutsu (pessoas do paraíso) não incitam a guerra. São pessoas que continuam a levantar a voz pela paz. 


                                        (Professor Emérito da Dōhō University)



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2023/06/13

youtube 動画 [ブラジル散歩]ブラジルの買い物話。電気カミソリとアマゾンの電動ドリル

ブラジルに戻って少しづつですが体調が良くなってきました。とともにブラジルでのいつもの日常ルーティーンが戻りつつあります。

今回の日本で買った唯一の高額品のiphone14で撮ったブラジル散歩です。以前はiphone11だったのです。 まだまだ現役で支えていましたがカメラが壊れてガックリしていました。日本で修理して今は妻のファビアが使っています。

私は楽天の48回無金利ローンで買いました。2年後に日本にいれば新しいのと交換できるそうですが、きっとずっと使い続けると思います。万が一新しいのを手に入れたとしても、現在のをまたファビアに譲ることになるでしょう。

 しかし、楽天の場合はiphoneそのものも安くしてくれている上に無金利なのですごくありがたかったです。近頃のiphoneの値段の高さには目ん玉が飛び出ます。

 とはいえ使っていて非常に快適ですし、カメラ性能も格段にアップしています。iphone11もスピード的には全く損傷ないと思っていましたが、新しいのを触るとやはり違います。動画を撮ってyoutube用に書き出すスピードも格段にアップしたので今は4K30フレームで撮っています。容量も512ギガにアップしています。毎日youtube配信に使っているのでこれでまた3−4年活躍してくれれば決して高い買い物ではないと思います。


というわけでそのipone14で撮った4k動画でブラジルの日常の風景をご覧ください。

これからも「ブラジル散歩」をよろしくお願いいたします。

 




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