2020/07/03

アントニオ猪木の言葉の真相「この道をいけばどうなるものか」

2009年09月07日 08時36分06秒 アメブロ

私は今、ブラジルのマリリア市に住んでいますがアントニオ猪木はここマリリア市の近郊に住んでいました。日本から来た力道山がその才能を見初めて日本へ連れて行ったそうです。

マリリアのお寺の会長の中村善雄さんは猪木の家の隣に住んでいたそうです。




 先日ご門徒さんに源信僧都とその母親のエピソードについて質問を受けた。
調べているうちに、源信僧都の子供の頃の名前と、一休禅師のそれが全く同じ、「千菊丸」であることがわかって、びっくりした。

一休禅師つながりで、検索結果に猪木の引退試合の言葉で有名になった。
「この道をいけばどうなるものか」のエピソードが出ていて、さらにその隅に清沢哲夫 が原本と書かれていてビックリ!


 それでどんどん検索したら、猪木のこの言葉は一休禅師の言葉として流布していたが、実は清沢哲夫の『無常断章』の中に記載されているということがわかって驚いた。

なぜなら私はこの本を高校か大学のとき読んだからだ。
その本は実家にあった。
でも、この詩の事はまったく覚えてなかった(-。-;)



私は清沢哲夫さんに何度かあっている。しかも親戚にあたる事を親から聞いてかなりビックリした。

 清沢哲夫さんに初めてあったのは大学生のクラブの合宿で石川県の明達寺に行った時の事だった。私が入学していた大谷大学のもと哲学科の先生だったということもあり、その当時清沢満之批判が盛り上がっていた時期でもあり、私の入っていた「伝道部」はたぶんそれをテーマにして、暁烏哲夫さんのお宅明達寺に行ったはずだ。

 お会いして白髪で、老齢に達していたけれど体が大きく迫力があったのを覚えている。
ゆっくりと話し、ゆっくりと迫力のある風貌の先生が私にある質問をされた。

先生のお部屋でお茶を頂いている時に哲夫さんが話し始めた。
「いいですか、これから一つの話をします。 よく聞いてこたえて下さい。 これは真剣勝負ですよ。」
「ここに洗面器がある。そして水が張ってある。それは丁度顔を付けると息が出来なくなるくらいの分量で、あなたはその洗面器に顔を浸す、鼻も口も浸かるくらいに・・・・
 十秒が過ぎ三十秒が過ぎ、一分経つ。 それでもしゅう君は洗面器に顔を浸している。
さらに時間が経つ・・・・・ そして二分たつ、 それでもそのまま付けている
それが〇〇○です。

この話をどう思う?これで話はおしまい。と言われた。
全くわからず、今思うと禅問答のようなお話でちんぷんかんぷんという体で哲夫さんの顔を見ていると。
にこっりと笑って
「しゅう君。 いま時代が武士の時代だったらあなたの首はもう胴体についてないよ。 そのに転がってる」
・・・だから真剣勝負だと言ったでしょう。
といわれて、私はなんとも答えていないのに首が落ちてると言われてたので。

「わたしなら、洗面器から顔を上げますけれど・・・」
と言ったら。

「死体が話しとる、もう首は落ちてる」
といわれた。   \(*`∧´)/(怒)

先生は野武士のように迫力のあるので、ムッとした顔も態度も出来ず、せめてもの抵抗でムッツリしていたら。
「しゅう君、まあゆっくり考えてくれればいい」
と言ってくれたように思う。
ちなみに 「それが    です」の白紙の部分を思い出せない。たぶん「仏教」か「生死」かだと思う。
洗面器の話は哲夫さんの本かコラムにも載っていたと思うので、わかったら報告します。
しかし未だに洗面器の話で何が言いたかったのか。わからないままです。

 仏法が身にしみてわかるかわからないかそういう責際が実は只今いつも突きつけられている命を頂いているのだ、ということかな? どうでしょうか?皆さんはどう思われますか?




 哲夫さんは清沢満之 の孫、清沢家のお寺を継いだが、ご門とお寺の経営で対立し、寺を出る。一時親子ともども掘建て小屋ぐらし、托鉢で暮らしていた。その頃の事が本に載っている。この道を・・・ の詩は仏教の教えだけではなく、まさに本人の実体験がこもっているから猪木の心も打ったし、またこれを聞いた人々の心にも届いたのだと思います。

 それにしても猪木はどうしてこの詩を知ったのでしょうか? ブラジルへの日系移民の中には沢山の真宗門徒がいます。その中には暁烏敏や清沢満之の教えの薫陶を受けた方々もおいでになります。

もしかしたら、猪木の両親かおじいちゃんおばあちゃんは真宗のご門とだったのかもしれません。 しかし、まさか猪木の故郷の町近郊にこうやって住むことになるとは思ってもいませんでした。不思議なものです。



それでは最後に両氏の詩を掲載します。
 
道(猪木バージョン)

この道を行けばどうなるものか
危ぶむなかれ
危ぶめば道はなし
踏み出せば
その一足が道となり
その一足が道となる
迷わず行けよ
行けば分かるさ


道(清沢哲夫 正式バージョン)

比の道を行けばどうなるのかと危ぶむなかれ
危ぶめば道はなし
ふみ出せば
その一足が道となる
その一足が道である
わからなくても歩いて行け
行けばわかるよ








2020/07/02

海外(ブラジル)でもできる! 広島風 お好み焼き(おたふく)ソースの作り方

2011年07月14日 11時27分33秒 アメブロ掲載時
お好みソースは日本一!


広島生まれの私にとってお好み焼きのソースといえばおたふくソースです。ブラジルでも日本製のお好みソースは売っているのですが、だいたい日本の3倍の価格です。ですからブラジルで手に入る素材を使って広島の故郷の味を追求する方がリーズナブルで楽しくもあります。


TWITTER FACE BOOK や GOOGLEなど流行ってますが、ブログもまだまだ捨てたもんじゃありません!先日ちょっとブログを巡回していたら、、

GliTTer BRASIL LiFe さんの「ブラジルでたこ焼き!!!!!!!!」という記事に
http://ameblo.jp/rahtee-brasil/entry-10950755765.html

広島風ソースの簡単な作り方が載っていたのです。
画期的! 転載します!

私主催ののブラジルでたこ焼きを広める会では 粉などの具材は全部ブラジル産のもので調達する事に成功しているのですが。おたふくソースだけは絶対無理だろう! と決めてかかっていたのです。

そしたら強者がいました!
ありがとうございます。
早速試してみます!!

こちらサンパウロでもおたふくソースは手に入るのですが、日本の2倍から3倍の値段なのです。
しかも震災の影響か? 日本からの食品の輸入は滞りがちなので、なおさら嬉しい情報です。

以下引用です。

**おたふくソース***

簡単にできちゃうおたふくソース!!!!
前回 ウスターソースを紹介したけど
こっちの方が全然美味しい!!!!!!

ケチャップ 3
お酢     1
醤油     1
本だし   少々

以上でメチャおいしい おたふくソースできちゃいますよぉ~~~~

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と以上引用ですが、私、実際に作ってみました。すると市販の通りというわけにはいきませんが、かなり美味しいお好みソースが出来上がりました。
注意点はお酢の性質に気をつけること、ブラジルでいろいろ種類があって気をつけないと酸っぱすぎることがあります。 また醤油はありがたいことにブラジルには様々あるのでそれも色々試してみるといいでしょうね。 本だしもブラジルで良心的な価格で売っています!

さらに美味しくするためにはお酢を少なめにして、柑橘類(みかん、レモン)を絞って入れると深みが出ます。味の素もブラジルにはあるのでそれも加えると美味しくなります。
味の素が体に悪いと怖がる人がいますが、問題は量です。怖がらず適量使いましょう。

私は大量に作って時々、焼きそば、お肉や、ハンバーグなどにもかけて使っています。
海外生活では是非お試しください。
いつか作るところを撮影してYouTubeにアップしますね!お楽しみに😃



2020/07/01

「京大生ボート部、琵琶湖失踪事件」

「京大生ボート部、琵琶湖失踪事件」

このお話は私の恩師である延塚知道(のぶつか ともみち)先生に石川県小松市の本光寺での方若いでお聞きしたお話の一部です。もう15年前ですね。
 面白いお話なのでこちらにも加筆転載します。


ある日、京大のボート部が琵琶湖で練習中に転覆して全員死亡した。という事件が起こった。
当初、関係者はみんな首を捻った。
なぜなら、琵琶湖がいくら日本一の湖だといっても、湖のどの位置にいても対岸が見えるくらいの広さなのだ。ボートが転覆しても岸に向かって泳げばたどり着くはずなのである。
ましてや、屈強なボート部の男ならば、楽々岸までたどり着けるはずである。
なぜ、全員死亡してしまったのだろうか・・・?

しばらくしてその理由が判明した。
ボートが転覆したその日は濃い霧がかかっていた。だから、対岸が見えなかったのである。しかし、いくら見えなかったからといっても、まっすぐ泳げば、自然と岸にたどり着くはず。それなのに何故なのだろうか?

あとで検証して分かったことは、人間は左右の筋肉のバランスが均一でないから、本人はまっすぐ泳いでいるつもりでも。まっすぐには進んでおらず、ぐるぐると大きな弧を描いてしまうそうである。
(プールで目をつむって泳いでみるとわかります)
結果、いつまでたっても岸にたどり着けず、力つきて全員死亡してしまったそうなのである。



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ここからが仏教のお話です。

中国の仏教者、曇鸞大師の著書『浄土論註』という書物の中に、人間が迷う姿を、尺取り虫に喩えて表している。尺取り虫を鉢の縁に載せてはわせると、いつまでも縁をグルグルと周り続けている。
尺取り虫はまっすぐ進んでいるつもりだから、同じところを何周もするのであろう。
しゃくとり 
この様子を、人間が人生に迷う姿に喩えているのである。私たち人間も、毎日一生懸命に生きているが、対岸が見えないまま同じところをグルグルと周り続けているのかもしれません。
六道輪廻とか輪廻転生という言葉がありますが輪廻というのは生まれる前は牛で今は人間で、次の生まれ変わりは鳥なんてことではなくて、人間の愚かさを喩えて教えてくれるものなんですね。

 自分は真っ直ぐのつもりで、他人を批判したりってありませんか? それはシャクトリムシと同じで自分は正しいつもりで人を批判しているのかもしれません。自分の姿って自分で見えないものです。
 ですから仏教のお話はいろいろな例え話を駆使して自分では見えない自分の姿を照らしてくれる、人生の鏡のような働きをしてくれているのだと思います。
毎日鏡を見て髪を整えたり服装を整えたりするように、心の鏡を持つ事が大切だと教えてくれます。
その鏡が迷いの輪廻の道から私たちを救ってくれるかもしれません。




延塚先生の本です他にもいろいろあります。

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