ブラジルのコソ泥被害
ブラジルに来てから14年目ですが、サンパウロで数回、マリリアで数回、そして今回はバウル市で(私が関係して)初めてのコソ泥被害に遭ってしまいました。
ブラジルの人でも「ブラジルはいいところだけども、泥棒さえいなければね」
という言葉をよく聞きます。日本に比べたら残念ながら多いのです。私の妻ファビアも一緒に日本に来た時は、日本の家の塀が低いことに驚いていたくらいです。
今回は誰もお寺にいないときに、深夜泥棒が塀を超えて入り、電線やインターネットの線を引っこ抜き奪ったという内容のものです。そんなもの盗んで金になるの?とお思いでしょうが、少しだけ金になるのです。いわゆる端金なのですが、その少しのお金を盗むために泥棒は入ってきます。日本でも賽銭泥棒が今でもありますよね?幸い、この写真の場所は厳重な鍵で守られていて、お寺のモノはぬ夢魔れることはなかったのです。
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毎月のお参りの風景 |
対策があります。
ああ、やっぱりブラジルは怖いところだ!と思われるかもしれませんが、先ほど言ったように日本でもコソ泥はいます。私が子供の頃にもお寺に賽銭泥棒や、お墓のお供物を盗む泥棒、または怖い人が物を売りつけにくるってこともありました。
そしてその対策があるように、ブラジルにも泥棒に対する対策があります。それについては、以前に幾つか書いているのでぜひ参考にしてみてください。もちろん日本の泥棒対策にもなります。
今回は、鉄条網をつけ、アラームをつけました。鉄条網はバウルのお寺はもともと塀も高かったのですが、唯一一箇所頑張れば入れる場所があったのです、その場所を鉄条網で強化しました。
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鉄条網をつけた |
次にアラーム。これは泥棒がそれでも無理矢理入ったときに、アラームがなるセンサーを付け、警備会社に連絡が行く仕組みです。月額1500円ほどかかるようです。
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アラーム解除ボタン |
私たちが入るたびに暗証番号を押して解除します。解除に失敗したら警備会社に連絡が行きます。他にもいろいろコツがありますが、それは秘密です。
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開くとこんな感じ |
逆縁で皆の結束が高まる
今回コロナ時期を経てのコソ泥被害でお寺的には財政もきつい中、被害の修復と警備の強化で大変でしたが、サンパウロの本部も心配してくださり、助成金を送ってくださり大変助かりました。皆さんも喜んでおいででした。それでもその5倍ほどの費用がかかったのですが、一人一人のメンバーが結束してあっという間に修復、強化されたのです。酷い目に遭いましたがそれが返ってお寺の結束の強さを見せた形になり。頼もしく感じました。みなさんありがとうございました!
いろいろ対策はありまが、人間の気持ちが一番大事だと感じました。
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