「永遠の絆を紡ぐブラジルの鳥:マリタカと共に生きる寺の風景」
ブラジルのマリリアにある真宗本願寺の前庭には、今日も変わらず、仲睦まじい鳥たちの声が響き渡っています。その鳥たちは「マリタカ」という一生つがいを解かないとされる種で、彼らは常に一緒に行動し、電線の上で威嚇の鳴き声を上げる姿が印象的です。
毎朝、私が寺に足を踏み入れると、マリタカたちがすぐに目に入ります。彼らはまさに寺の一部であり、彼らの姿を見ると心が和むのです。しかし、この愛らしい鳥たちにも頭を悩ませる点が少なくありません。特に子育ての時期には、彼らの縄張り意識が一層強まり、人間に対しても激しい威嚇を繰り返します。その鳴き声は時には驚くほどの音量で、周囲に響き渡ります。
彼らはお寺の屋根裏に無断で住みつき、そのまま家族を築いているのですが、これが困ったことに、いろいろな部分を齧り始めてしまいます。特に電線を齧る行為は危険で、停電や漏電のリスクを引き起こしかねません。これについては早急な対策が必要だと分かってはいるものの、今のところは手をつけられずにいます。
そんなマリタカたちを見ていると、その微笑ましい姿に心が温まる一方で、彼らとの付き合い方をどうするべきか、頭を悩ませる日々が続きます。彼らの永遠の絆には学ぶべきところが多くありますが、それと同時に、私たち人間との共存のあり方を見つめ直さなければなりません。
この鳥たちは、阿弥陀経に出てくる共命鳥のようだしブラジルの生活の一部となっています。彼らの存在は、自然との共生を考える上で大切な示唆を与えてくれます。マリタカの姿は、寺に訪れる人々にとっても一つの癒しとなり、その存在感は決して小さくはありません。
これからも彼らとの関係を大切にしながら、お寺という空間を共に共有していける方法を模索していくつもりです。彼らの絆と共に、私たちもこの場所での生き方を考えていきたいと思います。
「ブラジル・シュウちゃんねる」
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