youtubeでの拾い物ですが、後半に出てくる仏壇のお花がなぜ仏様に向いていないのか?という話は、実際に僧侶が法話で仏壇の意味について話しているものと同じです。が、おそらく高校時代に聞いた話がこの場面ですらすら出てくるのに驚きます。
島田紳助は京都の大谷高校(浄土真宗大谷派・東本願寺(親鸞聖人)の高校です)に通っていました。一回も学校を休んだことがなく、宗教の時間も大好きで「極楽浄土ってホンマにあるんかいな、そんな良いところなら修学旅行で今度行こうやないか!」などと先生にツッコミを入れて楽しんでいたそうです。
前半の悩みは大きな悩みを持っていた方がいいという話も煩悩即菩提を説明する時に出てきそうなお話しですが、島田紳助が話すと俄然面白くまた心に届きますね。さすが話芸の人です。
高校時代の先生の話を自分のものにして、だいぶ時間が経って大人になってもそれが瞬時にアウトプットできるのはすごいです。
松本人志の相槌の打ち方もドキドキさせられました。馬鹿にするんでもなく、おだてるのでもなく、むちゃくちゃ引き立たせて面白させてくれて、紳助のちょっと説教臭くなりそうな話をちゃんと真剣に聞けるように導いてくれます。そして「空中に浮いているように見えてきました」で大爆笑で、それに気を良くして紳助が仏壇の話を始めるのです。そして最後に「ハンコ買いませんか?」でまた大爆笑です。
でも、中で話している話は何も茶化してなくて、嘘もついてなくて、本当の宗教的な有難いご法話になっているのでした。
YouTubeを彷徨っていたらたまたま見つけて感動したのでシェアします。
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