100年前からあったコロナ対策! しかも結構わかりやすい。
尾畑文正先生から、このような写真が送ってきました。
下記に文字起こしをしてみました。何度も読んで100年の時を超えて引き続き対策に気を引き締めたいものです。
來襲感流
近頃流行性感冒が各地に流行てゐますから皆さんは次の事柄を能く讀まれて感染せぬ様に充分豫防して下さい。小児老人姫婦産婦は特に本病に罹易きゆへ豫防に注意するこが肝要である
一 患者に近寄らぬると
されは人から人に傳染す病氣で其病毒は病入の咽頭や鼻腔等に在るゆへ映嗽噴嚏をなす時、唾痰の泡沫と共に飛散し之を吸入して傳染するものなれは病入に近寄らぬこと、殊に病入ある家にての會食とか會葬は御互に見合すことが一番安全である
一 マスクを使用すること
看病人は勿論流行時に外出の際か群集の場所に出入する時其他患者又は罹患の疑ある局は常にマスクを用ゆるのが一番安全である
一 含嗽すること
朝タ又は外出後は食塩水か微温湯で屢々含嗽することが一番安全である
一 豫防注射
流行の兆あるときは速かに豫防注射を受けて置くことが一番安全である
豫防が第一
一 医療を早く受けること
感冒にかかったと思ふたら早く医療を受くることが一番安全である
一 患者生隔離するきこと
病人が出来たら早く隔離ー其病室には看病人の外出入せぬことが一番安全である
一 消毒の勵行と屋内の清潔を保つこと
病人又は罹患の疑ある者の使用せる物件は健康者用のものと區別-日光消毒を行い食器は使用の都度熱湯中に漬けて消毒し、また屋内は日光を財入とか通風をよくし常に清潔にすることは一番安全である
一 唾痰紙片の始末
病人の唾痰や口辺を拭ひたる紙片は其儘直ちに便所に投棄するのが一番安全である
一 心身を健全に保つこと
精神の爽快皮層の錬固胃腸の健全適度の運動等身体の抗抵力増進を計ることが一番安全である
縣重三
浄土真宗・親鸞聖人の教えを、尾畑文章先生が大学長の時に同朋大学で受けた方でもある、風俗ライターの伊藤裕作さんが以下のように反応されている。
百年の時隔てども合点いく「一番安全」告知の知らせ
旧盆の8月14日、東京・新宿を離れた私に、10年前私が同朋大学で学んだ時の学長、尾畑文正先生から100年前のスペイン風邪の時、三重県が出した「予防」の心得啓発ポスターがラインで送られてきました。
日本人は、この百年、一体何を学んできたのでせうか?
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