お寺でサボテン市が開催されました。
70年のお寺の歴史でサボテン市の開催は初めてだそうです。この催しは場所をお貸ししただけで、お寺の主催ではありません。それにしてもコロナの影響もものとぜずたくさんの来客にびっくりしました。みなさん箱買いするんですよ!いわゆる大人買いです。若い人も数人来て箱買いをしていました。
主催者の中島さんのお話を聞くと、普段はマリリアのフェイラ(朝市で道を封鎖して行われる市場)サボテン売りをしているそうです。今回は雨が降っても大丈夫な場所を探してお寺においでになったそうです。チラシも配ってないしフェースブックやブラジルの主流のSNS WhatsAppを使って少し宣伝したくらいなのですが。朝の9時から夕方の4時まで、延べ200人くらいの人出になったのではないでしょうか?もちろん消毒、マスク、密にならないように規則を守りました。
30人以下の入場で入れ替わり方式での催しでした。
お父さんから受け継いだ商売のコツ
主催の中島さんのお父さんも商売人だったそうですが、「一俵のお米を売って10稼ぐよりも二俵の米を安く売って10稼ぐ方が人に喜ばれるし自分も豊かになる」という教えを実行してよくそのようにお話しされていたそうです。だから自分も安くたくさん売って喜んでもらいたいとおっしゃっていて感動しました。
中島さん自体は定年退職をして趣味でサボテンを集め、栽培していたそうです。そのうち多くなってくるサボテンを友人にあげていたら評判になり、売って欲しいという人が増えて安く売るようになったのが始まりのようです。
サボテンを売って生計を立てている仲間たちを助けつつサボテンを通してコミュニティを広げている姿に心を打たれました。
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